LINUXコマンドとは
WebディレクターがLinux/unixコマンドを操作する事はあまりないかもしれませんが、
緊急時、SSH接続を行う事になるかもしれません。
基本操作は覚えておいて損はないと思います。
top
まずは、topコマンド。topコマンドは、起動時間、スワップ、CPU、メモリ使用率など全ての実行しているプロセスを確認できます。
Windowsのタスクマネージャーのようなものです。
サーバーの挙動がおかしい場合、後ほど、記載するkillコマンドでプロセスを切りますが
どのPID(プロセスID)が負荷をかけているかを確認する際に使用します。
一般ユーザーに戻る場合は
q
を入力します。
su
suコマンドは、ログイン後のユーザーから別のユーザーに変更する場合、
また、すべての権限(root権限)をもつスーパーユーザーになる場合に使用します。
ユーザー名と合わせて入力する場合もあります。
su –
※su(半角スペース)-
は、ルート権限が必要な編集、削除を行う際に使用します。
コマンド入力後、パスワードを聞いてきますので、
rootのパスワードを入力します。
スーパーユーザーでログインできると
[root@~~]のような表示に変わります。
一般ユーザーに戻る場合は
exit
を入力します。logoutします。
shutdown -r now
shutdown -r now
は、サーバーを再起動します。
コマンドが入力できない場合、強制再起動を行う場合は、
Ctrl+Alt+Del のキーを同時に押すと有効な場合があります。
shutdown -h now
shutdown -h now
は、サーバーを停止、シャットダウンします。
cd
cdは、指定のディレクトリへ移動する時にします。
cd test
↓
testディレクトリに移動する
/(スラッシュ)だけだと、ルートに移動します。
cd /
ping
pingコマンドはネットワークでホストの接続を確認するコマンドです。
ping IP
ping 192.168.11.1
64 bytes from 192.168.11.1: icmp_seq=73 ttl=58 time=18.2 ms
64 bytes from 192.168.11.1: icmp_seq=74 ttl=58 time=26.5 ms
64 bytes from 192.168.11.1: icmp_seq=75 ttl=58 time=18.8 ms
64 bytes from 192.168.11.1: icmp_seq=76 ttl=58 time=18.3 ms
オプションを設定しないと接続し続けます。
pingをSTOPする場合は、
Windowsの場合、ctrl + c キーを同時押す。
macの場合、Control + c キーを同時押す。
一般的に、オプション、-cで回数を指定します。
ping -c 4 8.8.8.8
-c の後に半角スペースを入力して、回数を指定します。
上記の場合、8.8.8.8IPに4回接続確認を行います。
ping -c 4 8.8.8.8
PING 8.8.8.8 (8.8.8.8) 56(84) bytes of data.
64 bytes from 8.8.8.8: icmp_seq=1 ttl=52 time=20.1 ms
64 bytes from 8.8.8.8: icmp_seq=2 ttl=52 time=20.2 ms
64 bytes from 8.8.8.8: icmp_seq=3 ttl=52 time=20.1 ms
64 bytes from 8.8.8.8: icmp_seq=4 ttl=52 time=20.9 ms
※8.8.8.8は、Google Public DNS
kill
chmod
パーミッションを変更できます。
chmod 755 test.html
↓
実行、成功すると、test.htmlのパーミッションが755に変更されます。
chmod 666 company
↓
実行、成功すると、company内のパーミッションが755に変更されます。
しかし、companyディレクトリの中に、csrのような下層ディレクトリがある場合、
上記のコマンドでは、下層ディレクトリcsrは、755に変更されません。
chmodでパーミッションを下層ディレクトリもまとめて変更する場合は、-Rをつけます。
-R をつけるとcompanyディレクトリ以下(下層)のファイル、ディレクトリのパーミッションも全て変更する事ができます。