ホームページのURLで使用されるドメインについて説明します。
ドメインとは?
ホームページを開設するには、サイトの場所を特定するホームページのアドレスになるドメインというものが必要です。
ホームページのドメインとは、アドレス、サイトのURLの事を言います。
そのドメインを取得・設定することによって、特定のサイトにアクセスすることができるようになります。
新規ドメインの取得方法と注意点
新規取得のドメインは独自ドメインとも言われます。
そのドメインを新規取得する場合は下記の手順で取得します。
ドメイン登録会社(管理会社)で希望ドメインを検索する
まず、ドメイン登録・管理を行っている管理会社で希望のドメイン(欲しいドメイン)が空いているか、他で取得されていないか確認します。
ドメイン管理会社では文字列を入力するだけでドメインの空き、取得されているかどうか、すぐに調べられます。
希望の文字列を入力・検索して希望のドメインが取得されていないか確認しましょう。
ドメインの登録と会員登録
希望ドメインが他で取得されていない場合はドメインの登録申請を行います。
ドメインの登録申請の際に会員登録を行う形になります。
ドメインの取得費用をクレジットカードで支払えば即登録が可能です。
ドメイン取得の注意点
数多くのドメインがありますが、ドメインは初め、初年度の取得費用が安い場合があります。
安いと思って登録したら次年度の更新費用が思ったより高かったというケースもあるので、ドメイン取得の際は更新費用も確認する事が重要です。
また、ccTLDのドメイン、「co.jp」や「ne.jp」などの属性型JPドメインを取得する場合は書類の提出が必要な場合があります。
特に「gr.jp」や「ne.jp」などのドメインは取り扱っていない管理会社も多いので、「gr.jp」や「ne.jp」を取得する必要がある場合はドメイン管理会社のホームページで取り扱っているかどうか確認しましょう。
ドメイン取得で初心者の方におすすめなところ
ドメインを取り扱っている管理会社は指定事業者ともいわれます。
独自ドメインだけを取り扱っている会社もあれば、レンタルサーバーと一緒に取り扱っている会社もあります。
初心者の方が独自ドメインを取得する場合はドメインを取り扱っているレンタルサーバー会社などがおすすめです。。
ドメインとレンタルサーバーが同じ会社だと一元管理されているので更新も楽です。
ドメインを取り扱っているおすすめのレンタルサーバー会社
ドメインを取り扱っているレンタルサーバー会社でおすすめは下記です。
ドメインキャンペーンも行っているエックスサーバー
エックスサーバーはレンタルサーバーで有名ですが独自ドメインも取り扱っています。
しかも、エックスサーバーはドメイン会社でも取り扱っていないところがある「ne.jp」や「gr.jp」などの属性型JPドメインを取り扱っています。
※エックスサーバーでは「ne.jp」、「gr.jp」のドメイン移管も可能です。
エックスサーバーは定期的にサーバー契約時にドメイン無料キャンペーンも行っていたりするので確認してみましょう。
「ac.jp」なども取り扱っているさくらのドメイン
「さくらのドメイン」サービスはさくらインターネットのサービスです。
さくらのレンタルサーバーとさくらのドメインは管理画面が同じなので管理や更新もしやすいです。
さくらのレンタルサーバーを利用する場合、ドメインも一緒に申しむといいでしょう。
また、さくらのドメインサービスも属性型JPドメインを取り扱っていますが、「ne.jp」や「gr.jp」の他、学校や学校法人のドメインで知られる「ac.jp」や「.ed.jp」のドメインを取り扱っています。
企業で使われるco.jpのドメインは「さくらのドメイン」で企業設立前に仮取得も行えます。
.co.jpのドメインは戸籍謄本などの書類が必要だったりすのあまり競合しないドメインですが、どうしてもドメインを取られたくない場合は企業設立に仮取得も検討しましょう。
ドメインのgTLDとccTLDについて
ドメインでの主な種類について紹介します。主にgTLDとccTLDに分けられます。
gTLDドメインとは
gTLDドメインとは、ドメインは無数にありますが、全世界の人たちが取得する権利があります。そのような誰でも取得できるドメインをICANNという団体が管理しています。そのドメインをgTLD(Generic Top Level Domain)と言います。
gTLDの種類にはよく使われる「.com」、「.net」、「.org」、「.biz」、「.info」などがあります。
ccTLDドメインとは
gTLDとは別にccTLD(Country Code Top Level Domain)という種類のドメインもあります。
ccTLDとは国や地域ごとに割り当てられるトップレベルのドメインのことを言います。
日本では「.jp」 があたります。
日本ではこの. jpドメインを管理するのは jprs(株式会社日本レジストリサービス)というところです。
ccTLDのドメインの種類
ccTLDには下記のようなドメインがあります。
co.jp
これは株式会社など日本において登記行なっている組織資格があります組織に資格があります
or.jp
or.jpとは財団法人や宗教法人農業協同組合など、日本憲法に基づいて設立された法に登録資格があります。
ne.jp
ne.jpは日本国内でネットワークサービスを提供している法人などに登録資格があります。
gr.jp
gr.jpは、4人で構成されている任意団体または複数の個人の団体が登録する資格があります。
その際代表者などの登録が必要です。
ac.jp
ac.jpとは、学校法人が登録資格があります。
ed.jp
ed.jpは、保育園幼稚園小学校中学校など、18歳未満の学校などを対象とするドメインです。
.go.jp
.go.jpは日本の政府機関及び各省庁などで使われています。
ccTLDドメインは多少時間がかかります。
ccTLDは登録企業の印鑑証明が登録時に必要になります。
手続きに時間がかかるので早くドメインを取得する場合は早めに申請行いましょう。
日本の汎用jpドメイン、SLDドメインとは
SLDドメインとは、日本の汎用jpドメインのことをいいます。
汎用jpドメインとは「.jp」の事をいいます。
「.jp」の前に何も付きません。
この汎用jpドメインはccTLDドメイン、「.co.jp」などのように印鑑証明は不要です。
また取得制限がないので個人でも企業でも取得することができます。
ドメインのWhois情報とは
ドメインのwhois情報とは、サイトのドメイン(独自ドメイン)の所有者などの公開情報です。
管理している会社、企業や個人の住所や電話番号、管理会社、サーバーのDNS情報などが公開されます。
そこで問題になるのが、個人の場合の住所や電話番号などの情報です。
悪用されたくない場合はドメイン会社でWHOISの公開代理を行ってくれるところがあります。
Whois情報の代行を行っているかどうか、ドメイン取得前に確認しましょう。
マルチドメインとは
ホームページのレンタルサーバーを初めて契約する場合は共有タイプのレンタルサーバーをおすすめします。
その共用サーバーを借りる際、各社の機能や条件を参考にする必要があると思いますが、その中で「マルチドメイン」についての説明が必ずあります。
マルチドメインは1つのサーバーで複数のドメインを設定できる
レンタルサーバー会社の機能説明ページの中に、「マルチドメイン可」、「マルチドメイン無制限」、または「マルチドメイン」のみが記載されています。
そのマルチドメインというのは、複数のドメインが設定できるという意味になります。
つまり、複数のドメインを1つのサーバーで管理できるのです。
企業もそうですが個人でも、ホームページやメールを分けたい場合があると思います。
その場合、マルチドメイン機能があるサーバーを選びましょう。
といっても、2015年現在、ほとんどの共用サーバーでは、マルチドメイン対応です。
設定できるマルチドメインの設定数は、サーバー会社やサーバープランによって違いますので契約前に確認しましょう。