Google Mapをカスタマイズし配置しているWebサイトが多くあります。
MAPの色の変更、オリジナルのピンの配置、ピン(ポイント)を多数表示する場合など、カスタマイズにはAPIが必要です。
以前よりアナウンスされているように、先日、Google Maps JavaScript API や Google Places APIなど18種類に分かれていたAPIのサービスが
Google Maps Platformというサービスにアップデートされました。
Google Places APIで標準プランを使用していた場合はGoogle Maps Platformに移行が必要です。
プレミアムプランを利用している場合、移行は不要です。
契約が終了した時点で自動でGoogle Cloud Platform Console に移行されるようです。
Google Maps Platformへの移行と新しい料金体制
Google Maps Platformへの移行日については、6月11日(日本時間12日)から試用開始となり、
7月16日~(日本時間17日~)に、新しい料金や規約の適用という形になるようです。
主要サービスは従量課金制です。例えば、Google Mapsが表示、ロードされた分の料金が発生します。
ただし、Google Maps API同様に無料枠があります。
2018 年 6 月 11 日からは、課金を有効にすると、マップ、ルート、プレイスを毎月 200 ドル分まで無料で利用できるクレジットが付与されます。すでに多くのお客様が Google の API を導入していますが、その は、この無料クレジットの範囲内で引き続き Google Maps Platform をお使いいただけます。
無料枠は毎月 200 ドル分相当、Google Maps JavaScript API で1日25000回のロード相当です。
Google Maps APIの標準プラン無料枠、無償版でもクレジットカードの登録が必要に
毎月 200 ドル分は無料で利用できるGoogle Maps Platformですが、請求先の登録、クレジットカードの登録が必要になります。
毎月、最初の 200 ドル分は無料となりますが、これを超過した際のお支払い方法として、Google Cloud Platform のどのサービスを利用する場合でもクレジット カードと請求先アカウントを登録していただく必要があります。毎月、無料クレジット分の 200 ドルを差し引いた額が請求されます。請求先アカウントを追加しない場合、1 か月の使用量が 200 ドル超えたとき、Maps API が正常に機能しなくなったり、他の API リクエストでエラーが返されたりする可能性があります。1 か月の使用量が 200 ドルを上回ると予想され、請求先アカウントの設定に必要なクレジット カードまたはデビットカードをお持ちでない場合は、地域の Google マップ パートナーへお問い合わせください。
Google Maps APIの標準プラン、無償版では請求先、クレジットカードの登録は不要でした。
今回、クレジットカードの登録が必要になるので使用量の制限を確認しておいた方が良いでしょう。
Google Maps Apiで標準プランを使用している場合の移行方法
Google Maps Apiなどで標準プランを使用している場合は、Google Maps Platformに移行する必要があります。
移行ツールでGoogle Maps Platformに移行しましょう。
移行ツール
移行ツールは簡単です。
まず、Google Maps Apiを使用していたGoogleアカウントにログインします。
ログインしたら、Google Maps Platform 移行ツール(Transition Tool)にアクセスし、
「Authorize(承認)」をクリックします。
クリックすると
別ウインドーでアカウント選択画面が表示されるので、移行するアカウントを選択します。
「請求先アカウントの作成」クリック後、Google Cloud Platform の無料トライアル同意後、請求情報記載の画面となります。
有料アカウントに手動でアップグレードしない限り、課金されることはありません。と注意書きがありますので、大丈夫でしょう。
移行ツールの日本語でエラーが表示される場合がある
移行ツールの表示で案内表記を日本語にできますが、
1部ブラウザでエラーが表示され、アカウントの別ウインドーが表示されません。
いまだけかもしれませんが、うまくいかない場合は承認するだけなので英語のまま進めましょう。
Google Maps APIキー無しで表示していたMAPは表示されなくなる
あまりないかもしれませんが、APIキー無しで表示されていたGOOGLE MAPは表示されなくなる可能性が高いです。
カスタマイズしていたMAPが表示されなくなった場合は設定を確認し、APIを登録して使用するか検討しましょう。
また、MAPが表示されていても、chrome デベロッパーモードで警告が表示されている場合は注意が必要です。
このような
Google Maps JavaScript API warning: NoApiKeys https://developers.google.com/maps/documentation/javascript/error-messages#no-api-ke Google Maps JavaScript API warning: SensorNotRequired https://developers.google.com/maps/documentation/javascript/error-messages#sensor-not-required
Waningが表示されている場合は早めに対応しましょう。