ホームページにGoogle マップを埋め込むだけなら、Google マップの「共有」→「地図を埋め込む」でコードを取得でき、APIキーは不要です。

地図の色を変える、オリジナルのマーカーを複数置くなど、地図をカスタマイズする場合は「Maps JavaScript API」を使います。そのためにはAPIキーが必要です。この記事では、2026年2月時点の画面をもとに、APIキーの取得方法を紹介します。

APIキーの取得前に準備するもの

  • Googleアカウント
  • クレジットカード(請求先アカウントの登録に必要です。無料枠の範囲内であれば請求は発生しません)

APIキーの取得手順

1.プロジェクトを作成する

Googleアカウントでログインし、Google Maps Platformのコンソールを開きます。プロジェクトの選択画面で「新しいプロジェクト」をクリックし、プロジェクト名を入力して作成します。名前は、どのサイト用か分かるものにしておくと管理しやすくなります。

2.請求先アカウントを設定する

APIキーを使うには、プロジェクトに請求先アカウントを設定する必要があります。メニューの「お支払い」から、請求先アカウントを作成するか、既存のアカウントをリンクします。

3.Maps JavaScript APIを有効にする

Google Maps Platformのメニューから「Maps JavaScript API」のページを開き、「有効にする」をクリックします。すでに有効な場合は「管理」と表示されます。有効にしてから使えるようになるまで、数分かかることがあります。

4.APIキーを作成する

Google Maps Platformのメニューで「キーと認証情報」を開き、「認証情報を作成」→「APIキー」をクリックします。APIの制限の一覧で「Maps JavaScript API」だけを選んで作成すると、APIキーが表示されます。キーはあとから「キーを表示」で確認できます。

APIキーの制限を必ず設定する

APIキーはWebページのソースに書くため、誰でも見ることができます。制限をしないと、ほかのサイトでキーを使われ、利用料金が発生するおそれがあります。作成したキーの名前をクリックし、次の2つを設定しましょう。

  • アプリケーションの制限:「ウェブサイト」を選び、地図を表示するサイトのURLを登録します。当サイトの場合は「*.beginnerweb.net/*」です。最後の「/*」がないと、下の階層のページで地図が表示されないことがあります。
  • APIの制限:「キーを制限」を選び、使うAPI(Maps JavaScript APIなど)だけを選びます。

設定したら「保存」をクリックします。反映まで数分かかることがあります。

料金と無料枠(2026年2月時点)

Google Maps Platformは、使った分だけ料金がかかる従量課金制です。2025年3月に料金体系が変わり、以前の「毎月200ドル分の無料クレジット」はなくなりました。現在は、APIの種類ごとに毎月の無料枠があります。

Maps JavaScript APIで地図を表示する「Dynamic Maps」は、月10,000回まで無料です。一般的な小規模サイトなら、無料枠の範囲で使えることが多いでしょう。

思わぬ請求を防ぐために、次の設定もしておくと安心です。

  • APIの「割り当て」で、1日のリクエストの上限を設定する
  • 請求先アカウントの「予算とアラート」で、予算を超えそうなときにメールが届くようにする

料金は変わることがあります。最新の情報はGoogle Maps Platformの料金ページでご確認ください。

地図が表示されないときは

「このページでは Google マップが正しく読み込まれませんでした。」と表示される場合は、Google Chromeのデベロッパーツール(F12キー)の「Console」でエラーを確認しましょう。

  • RefererNotAllowedMapError:アプリケーションの制限に登録したURLと、表示しているページのURLが合っていません。
  • ApiNotActivatedMapError:Maps JavaScript APIが有効になっていません。
  • BillingNotEnabledMapError:請求先アカウントが設定されていません。
  • InvalidKeyMapError:APIキーが間違っています。コピーの際に余計な文字が入っていないか確認しましょう。

使わなくなったプロジェクトは削除する

使わなくなったプロジェクトは、コンソールの「IAMと管理」→「設定」から削除できます。削除するとそのプロジェクトのAPIキーは使えなくなるので、地図を表示しているサイトがないか、先に確認しましょう。

まとめ

Google マップをカスタマイズするには、APIキーの取得と請求先アカウントの設定が必要です。キーの制限と割り当ての上限を設定しておけば、安心して使えます。